特徴
触覚ディスプレイ「OUV3000」は、視覚障害者の方々に、様々な図形、絵、地図、文字などの「図形情報」を指先の触覚によって伝えることを目的に開発されました。
従来、視覚障害者に図形情報を伝達する手段(機器)としては、点字プリンタ、立体コピーが主に用いられていますが、その都度プリント、あるいはコピーするといった手間が必要でした。
それに対して、本器はパソコンからのデータ転送によって、その場で画面に表現する事ができます。
「OUV3000」は量産機でありながら、64×48ドットという世界でも最高の解像度を実現し、豊かな表現を可能にしました。
電子情報学会報告論文
「触覚ディスプレイとインターネットによる触図普及手法の開発」
−視覚障害者の触図活用を進める新たな展開−
(2008.10.02)
基本的な使い方
触覚ディスプレイ「OUV3000」はパソコンと接続して利用します。
CD-ROMやインターネット等を通じて取得するOUV専用コンテンツだけでなく、デジカメやスキャナにより取り込んだ画像を2値化(白黒の2階調化)に変換し、その画像をディスプレイに表示することができます。
USBカメラ対応
市販のUSBカメラをパソコンに接続し、OUV3000に備え付けられているボタンを押すことで簡単にカメラの画像を描画することができます。
対象は、紙に書かれたイラストや文字などの平面情報、そして人の姿や風景などの立体情報を2次元化し、ディスプレイに表現することが可能です。
さまざまな用途
教育、学習での利用
盲学校はもとより、最近では一般の小中学校においても視覚障害者の生徒を受け入れる方向にあることから、学校の教材に本器を活用します。
国語では漢字や挿絵、算数ではグラフや図形、社会では地図や人物像、理科では人体図や各種生物の形などを触覚ディスプレイに表現します。
施設の平面図などの紹介
視覚障害者が、ある施設に行こうとしたとき、その施設の平面図が事前に分かっていると移動が安心です。
OUV用に表現された施設の平面図をホームページなどからダウンロードし、ディスプレイに表示させます。
点字学習への活用
失明者が点字を学ぶことは、多くの場合困難を伴います。
触覚ディスプレイでは、様々な種類の拡大点字を表現することが可能である事や、絵と対応させることができることから、楽しみながら容易に点字を学習できるツールとしての期待がかかります。
絵本、ゲームとしての利用

絵本に対応させ、挿絵部分の絵を出力させることや、迷路などゲームを表示させ、楽しみながら触覚能力を向上させることができます。


